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40歳になって勉強していること。 [出会い]

51ZNSMEBWFL__SS500_.jpg必読です。中国を、世界の広さを理解できる本です。

今から20年前、早稲田の一文で東洋哲学を専攻していた佐藤は、先生から「ワイルドスワンを読め!」と言われててね。何度も買ってなかなかページを開くエネルギーがなくて、なんとなく20年経って、やっと読んでみてさ。凄いわ。読んでよかった。逆に今読んでよかったのかなって思う。

なぜか!

もしかしたら佐藤の人生が、学生運動とか革命運動に発展していたかもしれないって思えるほどの過激な内容で。エネルギーが落ち着いて来た今で本当によかったと思う。中国の近現代史なんだけど、毛沢東という指導者の、思想ではなく、思考と執着に愕然とさせられるよ。まだ、後編の途中までなんで読み終わったらまた書きたいと思うけど、戦後から、文化大革命への60年代~70年代の中国の話で、当時の中国に佐藤が生きていたら、佐藤は多分生きられない。っていうか、今生き残っている人たちがどういう人たちなのかも、全く分からない。奇跡だよ。多分、本人達もなぜ生きているのか分かってないんだろうと思う。

でもね。

今の日本を肌で感じている、佐藤仁志という一日本人から見ると、全く逆の意味で、今の日本は文化大革命のときの中国のようだと感じる部分がある。それがちょっと怖いの。とにかく自由すぎる日本。あらゆる思考が許される日本。自由に踊らされている日本。それは毛沢東の一言に踊らされてきた中国人ともしかしたら変わらないんじゃないかと思えるふしがある。そして、政治家は民意を聞いているようで、実は何一つ政治に反映させていない今の状態。

ワイルドスワンを読むと、60年代~70年代まさに同じ時代に日本の学生運動が「自己批判」をやっていた意味がよく分かった。大陸から入って来たものだったんだね。学生運動って。過激派とか、そういう運動って、なぜそこまで行くのかが分からなかったんだけど、どこか理解できそうなところまで来たと思う。

世の中にはいろんな人がいるんだということがよく分かった。期待してもどうにもならないことはいくらでもあると思う。人間性は多様過ぎて、信じても裏切られることはよくあることなんだと思う。

だからこそ、強く優しく生きたいな。大丈夫って言えるくらい強くなりたいな。そういうキャプテンになりたい。佐藤区では、そんなキャプテンシーを見せて行きたい。

今ワイルドスワンは、俺の中でのタイムリー!!

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