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Netflix「新聞記者」は森友事件の解説書だ。 [ニュース]

Netflix「新聞記者」は森友事件の解説書だ。


このドラマとにかく「森友事件」である。赤木さんがなぜ死ぬほど追い詰められてしまったのか、細かいディテールは違ってはいても、自死に至る道筋はとても分かりやすく説明されていて、悲しくて泣いた。とにかく、総理夫人への忖度が発端で、総理自身が夫人への忖度なのかなんなのか、国会でアホみたいに吠えたことに、さらに忖度が進み、誰一人その違法性を訴えることをしなかった組織の中で、唯一心を痛めた赤木さんが自ら命を絶ったというのが事実だ。

ここに書いた組織とは、何を隠そう日本という国だ。大げさなことでも、他人事でもなんでもない、日本という国が違法なことを組織の下の人間に順番に指示していったということだ。ここのどこに、自由と民主主義があるというのか。恐ろしくファシズムではないか。さらに質が悪いことは、多くの人間を敢えて関わらせることで一蓮托生にし、誰も責任を取らず取らせず、関係者がことごとく出世していることを許していることだ。

なかったことにするにはあまりにも構図がはっきりしている。よくもまあ、何事もないように、日本人をやっていられるものだ。選挙のことを笑ってなど話せない。この国は、誰がどんな国にしてしまったのか、どんな国であるのか分からないまま、選挙のはなしなど出来ないはずだ。この夏は参院選があるなんて、軽く言っている場合ではない。去年の衆院選では、国民はこんなファシズムな政党を選んだということにもショックだった。ただ、民主主義だから仕方がない。多数決で決まってしまった。ただ、本当に仕方がないのか?俺から見たら、国民の大半がこの日本の現状をまるで分っていないまま投票しているように思えてならない。この事件を見たら、こんなにも恐ろしい政党を選ぶ訳がないと思うのだがどうだろう?知っていて、それでも選んでいるのか?

ここに嘘が書いてあるかね?

順番に分析していけば、どんなことが起こっているのか、これ以外の筋書きがあるわけないことは分かるはずだ。これは本当の話なのだ。まさかドラマになってしまった。小説や映画で取り上げられていたとは露知らず、知らなかったことを恥じたい。それにしても、世界発信のドラマになっているんだな。まさか日本のニュースが題材の、こんなテーマのドラマが作られるとは。Netflix恐るべし。ドラマの結末は語らないが、実際には権力者はのほほんと生き延びているんだなこの国では。とんでもない国だな。

長い歴史の中で、こんなにも権力を自分のことに使っているにも関わらず、国民に咎められることなく悠々と生きられた時代があったか?主権者の一人として俺は、こんな日本では納得できない。もう一度、戦国時代に戻ってもいいから、天下泰平の世の中を目指したい。四季を国民全員で喜び合えるような国にしたい。

「忖度」という言葉が大きく取り上げられた事件「森友事件」。この事件を題材にしたドラマ「新聞記者」。権力に対して媚びをうることが「忖度」で、「忖度」は下の者が損をするという意味かと理解できた。このドラマの意味は「森友事件」の構図をもう一回分かりやすく浮かび上がらせてくれたことだと思う。それだけじゃないテーマもあるのだろうが、死んでしまった赤木さんがリアルにいるだけに、それ以外のテーマは一切入って来なかった。「新聞記者」というタイトルに答えが出ないのは、演技の問題なのだと思う。圧倒的なリアルな題材に勝てなかったということなのかもしれない。

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