スポーツ中継で

今日さあ、ある舞台監督さんと一緒にお仕事してたんだけど、スポーツ中継のあり方で、凄い共感しちゃったんだよなあ。

ようするに、そのスポーツの真髄を伝える努力がスポーツ中継であると。

野球の真髄、アメフトの真髄、サッカーの真髄、競馬の真髄、それぞれあるんだけど、そこを如何に伝えようとするために、画面に何を映そうとしているのか、そこにこそ、中継のあり方があるということだね。

だからね、そのスポーツの真髄を知らなきゃ、中継なんて出来ないんだよ。しかも、例えば野球の真髄を教えてあげても、それはあなたの考えでしょ？とかいうスタッフに出会ってしまうから、どうしようないんだよね。俺が言っているのは、出来る出来ないの話じゃないのにね。じゃあ、理解できる出来ないの話でもない。

真髄は真髄なのだ。ポイントを押さえ続けるのみなのだ。分かってしまえば簡単な話しだったりする。

野球中継なら、ボールのある場所を中心に組み立てる。
サッカー中継なら、選手の名前を言うことでボールの動きが分かる。

さて、中継の真髄と、スポーツ自身の真髄に違いはあるのか？

俺は、そんなにはないとは思う。でも、画面に映ってないことを喋ってもしょうがないから、中継の時は映っている中でのスポーツ自身の真髄を伝えていくのがよくて、だからこそ、スポーツ自身の真髄をいかに映像として追いかけられるのかがポイントになってくるわけで、でも、全部を画面に映すには制約があるから、結局のところ、そのスポーツの本当の姿を知ってなければ、スポーツ中継なんて出来ないということだよ。

まずは知る努力だし、実は、そう難しいものじゃないということを分かって欲しい。ただ、本当に知っている人は意外なところにいるから、探し出すのは難しいかもしれないね。

ああ、残念だね。スポーツ中継。なかなか面白いスポーツ中継に出会えない。特に日本の野球。MLBは凄く面白いのに。ああ、残念。

でも、同じ思いの人がいたことが分かってかなり嬉しいよ。スポーツとスポーツ中継への思いが凄くフェアだ。


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