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東日本大震災から10年。 [日々感じること]

震災列島日本。

いつ何が起こって人が死ぬのか分からないという、自然とともに生きてきた日本人。阪神淡路の時は23歳で、正直震災のすさまじさを感じるには距離があったし、大学を卒業するタイミングとか就職するタイミングで自分のことで精一杯なところがあって、自分の中に残っているものが殆どないんだけど、東日本大震災の時の衝撃は、人生観や死生観も変えるほどのものでした。自然には太刀打ちできない人間です。震災後、八戸の海に行きまして、海を見ながら、この海には何千、何万もの人たちが流されているんだなということを感じ、生きているということを感謝しながら生きると心に誓いました。

日本人はきっと、昔から「いつなんどき」っていう生き方をしていたのだろうと思いを巡らせています。それは自分勝手になれないし、お互い協力しながらじゃないと生きられないしということだと思います。死んで行った人たちの分も、精一杯生きていかなきゃいけないと思いますが、今の日本人がそんな風に思うには、日本人が日本人の中に持っていた大切なものを捨て去り過ぎてしまったように感じます。

テレビに映るドイツのメルケル首相の姿を見ながらこんなことを思った。

自分のなすべきことをなすために生きる。

それは、国民の幸せであり、選挙の時に約束したことであり、自分のことではなく党のためでもなく、自分の持てる権力、能力のすべてを使って成し遂げたい、なすべきことなのだろうと感じて、こういう姿はカッコいいなと思ってね。実際のメルケルさんのことは知らないけれど、そういう人がリーダーであれば、一つずつ何かが解決して行くように感じた。そんなことを思ってみると、環境活動家のグレタトゥーンベリさんとかさ、何かを訴える人は、自分に与えられた権利なんかよりも責任感によって、なすべきことに生活のほとんどの時間が使われているのだろうと想像できる。

パーティーとかさ
夏休みとかさ
不倫とかさ
お金とかさ

そういうことに興味があるうちは大事な責任のある仕事なんかできなさそうだよね。国に関わる大事な責任のある職業に就いている人は特にね。今パッと思いつく問題って何だ?

震災復興
拉致問題
たくさんのことを抱え込んでいる原発問題
少子高齢社会問題
コロナ問題
オリンピック問題
ジェンダー問題
国防問題
沖縄基地問題
森友加計問題
忖度問題
コロナ失業問題

このくらい思いついたけども、このうちの一つだって解決しようと思ったら、大変な力が必要よね。文字通り命懸けでやって初めてスタートが切れるくらいのことだと思うけど。

俺ずっと疑問に思っていることがあってね。拉致担当大臣の仕事ってどういうことなのか俺知りたいんだよね。大臣としてなすべきことはなんなの?ってずっと思ってたけど、何か実になることやってるの?実ってさあ、サラリーマン始めてすぐに、予実って言葉を覚えたけれども、予定があっての実だわ。せめて予を示して欲しいしさあ。全面解決です!っていうのは、なしでよ。

歴代拉致担当大臣を挙げておきますね。

塩崎恭久2006
与謝野馨2007
町村信孝2007
中山恭子2008
河村建夫2008
中井洽2009、2010
柳田稔2010
仙谷由人2010
中野寛成2011
山岡賢次2011
松原仁2012
田中慶秋2012
小平忠正2012
藤村修2012
古屋圭司2012
山谷えり子2014
加藤勝信2015、2016
加藤勝信2017
菅義偉2018、2019
加藤勝信2020

こんなにいたのね。佐藤区にとって謎の大臣です。日本人が日本人を救出するために任命した大臣です。是非とも頑張っていただきたい。

日本人なら誰でも一度はやったことある「合掌」という宗教観。ありがとうございますという思い。手を合わせれば、世界のどんな宗教の人も優しく迎えてくれると言われている、この仏教の教えを知っている日本人。農耕民族としてこころ穏やかな日本人のアイデンティティとして、せめてこれくらいは変わらずに受け継がれていくことを願う。

震災から10年経って、何か書こうと思っていたら、こんなことになりました。合掌。

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